大江戸監察事件簿
□大江戸監察事件簿(17)
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洞穴のような所を山崎の松明頼りに歩く。
いい加減イライラしたためタバコに火をつけた。
「山崎ー本当にあってんのか?さっきからかなり分かれ道あんぞ」
「大丈夫ですよ」
「山崎ー腹減ったー」
「くすんっどうせ俺は」
俺が言うのもなんだがかなり頼りないパーティーだ。
「もう、いいですかここは忍の里の地下通路。俺だって迷いそうなんですから変なことしないで下さいよ」
「あ、変なスイッチ。ぽちっとな」
「って言ってるそばから沖田隊長ー!?」
ガコンッ
ガラガラガラ…
後ろを振り向けば洞穴を塞ぐほどの岩が転がって来た。
「「「「嘘だろー!?」」」」
全員全速力で駆け降りる。
「山崎何とかしろ!」
「無理!コレは無理!」
「もう疲れた…」
「諦めるな総悟ォォオ!」
そうだ!この忍服に何かアイテムはないか。
走りながら自分の服をまさぐる。
「なんだぁ?」
出て来たのは巻物。
俺は藁にもすがる思いで巻物を広げた。
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