大江戸監察事件簿
□大江戸監察事件簿27
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「おいてめぇら雪崩起きたらどうすんだ!!!」
俺が前方の二人に向けて大声で怒鳴る。
するとなぜか俺の隣にある雪を除雪した小山が盛り上がり…
ぼこっ
「副長。今監察方はサバイバル中故…」
「人形にタッチできたら今夜旅館で同室できるでござる」
なんか、白いの出て来た…。
いつも黒い忍装束を来ている監察だが、今日は真っ白な忍装束だ。
頭巾から見える目だけが黒くうかんでいる。
「ゆくぞ!」
「おう!」
そういってストックをさし、スキーで滑り始めた。
二人は人形と山崎がいる所まで行くと背中の忍者刀を出し切り掛かる。
人形がランチャーの筒先で受け止めるとスキー板をはいたまま蹴りを入れた。
山崎が懐から煙幕を取り出し投げつけ、人形がランチャーをもう一度構える。
ドーンッ
ゴゴゴゴゴ…
「じゃあね」
除雪用の大山が崩れ白装束の監察どもは飲み込まれた。
え?生き埋め?
「行くよ山崎」
「人形ランチャー切れたよ」
「バスからとってくるか」
「そだね」
二人は何事もなかったかのように滑りだした。
「ぷは!あー死ぬかと思ったでござる」
「次はモービルで攻めるか」
監察方が怖いと思いました。
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