大江戸監察事件簿
□大江戸監察事件簿26
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しばらくし、あと少しで合宿所という名のスキー場に着くといったところで異変。
山頂に近いのか急激にアップダウンとカーブが増えた。
人形は大丈夫だろうか。
むしろ頭だけでなく全身でしな垂れかかるかかってもらっても大丈夫だ。
「人形大丈夫?辛いならもっともたれ」
「死ぬ…死ぬ…いっそ殺せ………殺せ…私を、殺せ………」
人形怖ぇぇえええ!!!!
髪の毛乱れてるしなんか口から出てるから!
さっきの可愛いらしさどこにいった!
マジでホラー映画より怖ェェエエエ!!!
俺がドン引きしていたその瞬間人形の目がかっぴらいた。
バンッ
「ひっ!」
人形が手の平を後ろのガラスに打ち付ける。
ゆらゆら漂うその姿はまさにお菊幽霊…。
しかし次の瞬間右手を振りかざし
ガシャアアアアン
「何割ってんのォォオオオ!!!」
そして拳一つで割った窓から顔を出すと…
「オロロロロ!!!」
吐いた…。
キュルルルルッ
あ、後ろのバスのフロントにかかって凍った。
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