大江戸監察事件簿

□大江戸監察事件簿(19)
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「部屋がねぇって、どういうことだてめぇ!」
「いえ、部屋が無いわけではないんですが!」


どうも、山崎退です。
何やら手違いがあったようで、無事リゾート星のホテルに着いたはいいんですが面倒なことになりそうな予感です。


「ちょっと多串君後ろ詰まってんだから早くチェックインしてくんない?」


ええもちろん旦那達も一緒です。
何やら神楽ちゃんが商店街の福引きで当てたそうで。


「ですから、三人部屋が二つと二人部屋一つですので、そちらのお客様方とのシェアになります」
「なんで部屋が三つあってシェアしなきゃなんねぇんだ」
「ですから、三人部屋がコネクティングルームになっておりますので、お客様のグループから三名様とあちらのお客様三名様の部屋がつながっておりまして」
「なんで万事屋と部屋とつながってんだぁ!?」
「ひぃっ!」


どうやら三人部屋二つが繋がっているコネクティングルームらしく、俺達の誰か三人が旦那達との相部屋になるみたいです。


「はぁ!?なんでおたくらと一緒なわけ?人形ちゃんは大歓迎だけどぉ!?むしろ人形ちゃんと二人部屋希望します」
「マミー一緒アルか!?」
「銀さん黙って下さい。とにかく、部屋がないわけではないんですから移動しましょうよ。時間もかなり遅いですし」


新八君の一言でみんなゾロゾロと文句言いながら移動する。


「だ!か!ら!てめえは、起きろ総悟!」
「すぴー」


あの人なんで来たんだろう。












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