大江戸監察事件簿
□大江戸監察事件簿(１５)
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「え？近藤さんがお見合い？」
「そうヨ。昨日サド丸が言ってたネ」
どうも万事屋従業員の志村新八です。
神楽ちゃんに朝ごはんの白米を盛った茶碗を出しながら聞き返した。
「ははっ近藤さんがお見合いって今度の相手は猿？それともチンパンジー？」
「普通の幕府の役人の娘ヨ」
「ふぁあ…どうせゴリラ似のゴリラだぜ」
「それ、ただのゴリラですけど…」
「銀ちゃんおはようアル」
寝間着の状態の銀さんが襖を開けて出てくる。
あーあー、相変わらず寝汚いなぁ。
「ゴリラが見合いねー。この際誰でもいいから籍入れて落ち着けばいいんじゃね？」
「…それ、本当？」
「あー本当本当」
「局長が、お見合い？」
「そうですよ、近藤さんががお見合い」
って、エェェエエ！？
人形さーん！！？
「な、な、何で人形ちゃんが！？もしかして寂しくなって銀さんに会いに！？」
「この間の依頼のお金、払いに来たんだけど………はい新八君」
「あ、どうも」
「マミー！会いたかったネ」
「私もよ神楽ちゃん。でもごめんね、私ちょっと東尋坊行ってくるから」
死ぬ気だよこの人ォォオ！！！
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