大江戸監察事件簿

□大江戸監察事件簿(14)
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どうも〜万事屋銀ちゃんこと坂田銀時でーす。

俺達万事屋一家は依頼によりちょっと江戸から離れた下町に仕事に来ている。

その仕事内容とはお彼岸用の餅つきだ。

いや、お餅とかあんことかおはぎに引かれたからとかそんなそんな下心これっぽっちもないからね。


「ほら銀さん、まだまだつかなきゃならないんだ。ちゃっちゃか行くよ」
「ったくよーババア、餅なんてご老人が喉につまらせててめぇが彼岸に行っちまうっつーの!」
「ごちゃごちゃ言ってないでさっさとつきな!折角のもち米が冷めちまうだろ!」


渋々杵を持ち、蒸したてのもち米をつき始める。


「はい!はい!はい!」
「ちょっ!ババア早いっつーの!」
「こんなんについていけなかったら女もついて来ないよ!」
「上手くないからね!全っ然上手くないからね!むしろついてもねちっこい女しかついてこないからね!あれ?銀さん上手いこと言った?」
「アタシがアンタの頭ドついてやろうかぁ!?」


俺がハバアとついている横で新八はおはぎのご飯を丸め、神楽はそれをあんで包む。


「神楽ちゃん、あんまりあんこが多すぎても少なすぎてもダメだよ」
「新八ー私ご飯はもう少し固めに握るほうが好きヨ」
「ってオィィイイ!何あんこつける前から食ってんだァァァ!!!」
「神楽ァ!お前何で作る:食う=1:1何だ!?銀さんにもちゃんと残しなさいよォ!」
「アンタ達ちゃんとやんないともち米1粒でもやんないよ!」











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