大江戸監察事件簿

□大江戸監察事件簿27
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「では各部隊にわかれ研修開始してくれ!」


土方十四郎だ。
近藤さんの合図でスキーウェアを着た隊士達がはしゃぎながら散り散りになる。

まあ研修と言っても名前だけでそれぞれスキーやらスノボーやらを楽しんでいる。

特にやることもねぇし、俺も適当にボードを走らせた。
冷えた風が心地好く頬を切る。
そんな感覚が気持ちよく調子に乗ってスピードをあげる。

女どもが声を上げてこちらを見る。
まぁ…悪くはねぇな。

しかし次の瞬間。


「待ちなさい!」


後ろから聞こえた人形の声。
すると俺の横をとんでもないスピードで黒い影がぬかした。

え、俺結構スピード出してるんですけど。


「山崎!ランチャー用意」
「待って人形ー!!!」


ドーンッ


雪山が一瞬にして崩落。


何しとんじゃあいつらああああ!!!










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