過去拍手文
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「パーウーリー!」
今日も休憩中を見計らって幼なじみであるパウリーに会いにきた。
「なっ、ハレンチ!脚を見せすぎだ///」
これもいつもの反応だ。もう飽きるほど聞いた。っていうか聞きあきた。
「えーっ、カリファさんよりは長いじゃん!膝のちょっと上なだけだし。っていうかこの短パンがアウトならセーフはどのくらいの長さなの?」
「カリファはハレンチなんだ!あと、長さは膝下…じゃなくて短パンなんか履くな!」
「ミニスカは?」
「余計駄目だ!」
どうしてパウリーに決められなきゃいけないんだ。
「私だってかわいい格好したいし。パウリーに言われる筋合いないね」
「うっ…でもここは男の職場なんだぞ!?そんな格好してたら…」
「え、え、なに?どーなるの?」
「〜〜!//お前、わかってて言ってんのか!」
「なんのことかなー?こんな格好してたらどうなるのォ?」
「……っ」
「?」
『こうなるんだッポー』
「ふぇ?」
どこからかルッチさんが現れて、両手を頭上で押さえつけられた。
決して痛いことはないのだが、背中側には壁があり身動きがとれない状態に…。
ルッチさんは片手だけで私の両手を押さえつけてるようだ。だから、もう片方の手で顎をくいっとあげられる。その瞬間ハットリくんは羽で顔を隠した。
「お、おいっルッチ!」
『男は危険だッポー』
「あ…っ!」
徐々にルッチさんの顔が迫ってきて、お互いの息がかかるまで近づいた。そして唇が重なる寸前でルッチさんは止まる。
数秒間、時間が止まったかのように3人はピクリとも動かなかった。
しばらくしてルッチさんが離れる。
「おっ、お前ら…!」
「………///」
『もうすぐ休憩が終わる』
「え、おい待てルッチ!」
パウリーはルッチさんを追いかけようとした。
「パ…パウリー!待って、行かないで」
「 ! な、なんだよ…?」
「……パウリーは、」
「…うん」
「ルッチさんに見せつけられて、なんとも思わなかったの?」
「……んなわけねェだろ」
「っ!」
「なんで、ルッチに先越されなきゃいけねぇんだ…!俺はお前が!」
「パウ、リー…」
「あん?」
ハレンチが行方不明?
(それにまだ何もされてないよ)
(……!う、うるせぇ///)
(わぁぁ暴力反対っ!)