長編

□半分個
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「……ん…」


朝、寒さで起きた


…あれ?

俺、布団がかかってない

寝てる間に床に落ちちゃったかな…


パッと横を見ると


「……スー…」


花が俺のベッドで……あれ?ここ俺の部屋だよね?

周りを見渡す

うん、よかった、俺の部屋だ

なんで花が?

ってか顔すっごい近いし、俺寒いし

花が独り占めしてる布団を引っ張って半分ずつにする

今日は休みだし、もうちょい寝ようかなって思ったら花が急に抱きついてきて…

一瞬で分かってしまった


…こいつノーブラじゃん


「…花、ねぇ」

「……ん?」

「何で俺の部屋にいんの?」

「部屋寒い…

リョーマに抱きついたらあったかいと思って…」

「いや、わけわかんないし

俺が寒かったし」

「…いーじゃん

減るものじゃないんだし…

ってか眠い…もうちょい寝さして…」


さっきより強くぎゅってされた

…いくら双子とは言え俺だって男なんだけどね


「…襲われたいわけ?」

「……んなこと言ってない…」

「ノーブラで抱きつかれたら誰もがそう思うから」

「…いちいちうるさいなぁ……」


花は俺の発言にびっくりすることもなくゆっくり起き上がって、俺の部屋を出ていった

…と思ったらすぐ帰ってきてさっきと同じ態勢に戻る


「…ブラ着てきたから…これでいーでしょ……」


そういう問題じゃないけどね


「なんで今日はそんな甘えん坊なの」

「…甘えてないもん

寒いだけだもん…」

「…はいはい

……もう一眠りしよっか」

「…ん、おやすみ…リョーマ…」

「おやすみ、花」


軽く花の頭を撫でてから背中に腕をまわした

…俺
花には甘いよなぁ…

無防備に寝てる花を見てそう思った

…もし、双子じゃなかったら……

とかたまに思うけど、きっとそれは考えちゃいけないんだろう




それから
俺となずなは寒い時、一緒に寝ることが多くなった


主になずなが俺の部屋に枕を持ってくるんだけどね





-

私もリョーマと一緒に寝たi((


…グダグダでごめんなさい(土下座

こんな話を書いてみたかったので思わず……

と、とにかく
これからも二人三脚をよろしくお願いしますっ


(2011,09,09)


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