よみもの
□鏡と希望
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まず、一つ希望を与えようか。
きっと、悪いことばかりではないよ。
どんなに嫌なことがあったって、一度も笑わなかったなんてことはないだろう?
楽しそうなふりをしている期間、君は暗い気持ちにはなれないはずだ。
そうだろう?
笑顔が嫌いだなんて言っているが、君は怒った顔の方が畏れているはずだ。
違うかい?
笑ってご覧、きっと暗い道でも君自身が光ってくれる。
君が光を見えなくとも、周りは君を光として見てくれるさ。
堂々巡りに考えたところで思考は井の中の蛙。いたちごっことも言うね。まあ、つまり楽しくはないだろうってことだ。
心だけに捕らわれてはいけないよ、頑張ってなんて腐った言葉は自分から吐き出すものだ。
つまらないなんて初めから知ったことだろう。次期に慣れるからもう少しの辛抱だね。
他人事のようだって?
そんなことないさ、そういう言葉をお望みかい?
たった一つのメリットだ、あとはデメリットしかないとしても君はその一つを喜んで受け取るのだろうから、
簡単な慰めは割愛させていただくよ。
…それじゃあ、いってらっしゃい!
(地獄へ)