I'm so not over you
□1.持病
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と言われ、仕方なくついて来たが…
何なんだ、こいつ…
何であんな場所に居たんだよ…?
こいつとはよく学校で話とかしてたけど…まぁ、確かに不思議な奴だったな…。
『おい、何なんだよ…』
「黙って来いっつってんだろ」
…口悪ぃ…
こいつ不良なのか?
「よし、着いたぞ」
『…あ?』
私と三浦の目の前には、
『アパー…ト?』
「おう!俺、一人暮らしなんだよ」
と言ってニカッと笑い歯をみせる。
『だから…なんだよ』
「お前、これから俺と住め!」
『は?意味わかんないんですけど。私は家があるの!!』
「コンビニの裏がか?」
『うん』
「こいつ馬鹿だなー…」と三浦は小さく呟いたが…
ハッキリ聞こえたんだけど。
「ささ、カモンカモーン♪」
『ちょ、離せようぜぇ!!』
「はいはい」
『……チッ』
と、階段をカンカンと鳴らしながら上っていき一番端の部屋を開け私たちはその中に入った。
てか、入れられた。
「はいはーい!汚いとこだけど、寛いじゃってぇ♪」
『あのさー…なんで私に構うの?私、今日死ぬ予定だったんだけど…』
「死なれたら…困るからだよ」
といつもの笑顔で答えられた。
『ふざけんな。誰も困んねぇっつーの』
「俺は困るよ?」
『あ゛?何でだよ?』
「んー…言わなきゃ駄目?」
うぜぇ、さっさと言えよ。
つーか…その笑顔キモイ。
『さっさと言えよ変態』
「…ははっ、それはねー」
『…』
なんだよ、いきなり真剣な顔しやがって
「好きだから」
『は?』
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