I'm so not over you
□4.誘拐…?
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〜三浦視点〜
ったく、んだよ。
男と仲良くしやがって…
俺がこんなにも大好きアピールしてんのにさー…
すると、一件の着信がきた
あ、桜木だ
「――はい。」
『三浦?私だけど。』
あいつの声を聞いたとき胸がきゅんって感じになった
「病院……終わった?」
『うん。今から帰え…きゃっ―――』
プツンッと電話が切れた
「……もしもーし?」
えっ、桜木…っ?
今…きゃって言ってたよな?あ、こけたのかな……
いや、でも嫌な予感がする
「…チッ」
別に俺が助けに行かなくても…いいよな
どうせ、あの男と一緒なんだろうし。
でも、いなかったら…?
もし、知らない奴に犯されてたら…?
そう思った瞬間、背筋がゾワッとした。
助けねぇと。
俺が守ってやんねぇと
けど、どこの病院なんだ…
仕方ねぇ、あいつの荷物見よう。
「待ってろよ、桜木…」
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