*小説@*
□恋愛呪縛〜中編〜
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最高僧のいる部屋へ入ると、銃口を俺に向け、最高僧とは…かけ離れた鋭い視線の男がベッドに足を組み腰掛けていた……。
……………。
なんでか…ふっ…と、笑みを浮かべてしまった…。
そういえば…噂をきいた。
金髪で深紫の瞳の殺し屋がいると…。
その男は短銃一発で急所を打ち抜き…
そして…殺した奴を…跡形もなく消し去る………
………と。
そして……その殺しの代金は………
依頼主、または、殺した奴の一番大切なモノ………
「なにがおかしい…?」
最高僧は、俺を睨みつけながら言った。
「いや…べつに…」
一度深呼吸してから、俺は最高僧に向きなおり
「あんた…殺し屋なんだろ…?」
「…企業秘密だ…」
なんだ…そりゃ…。
「まぁ、いいや…
で……?」
一呼吸して、言葉を続ける。
「……すぐ殺してくれるのか…?」
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