OTHERSHORT

□一日おこさま天獄
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――駄目だ。

何だ このクソ可愛い仔イカは。


「うーんとねー、えっとねー……たぶん、変身コンパクトのせいだよ」

「…変身コンパクト?後ろ髪長男とかグリーンジャイアントに変身する、アレですか?」

「そのせつめい…」


いつの間にか鬼男に抱っこされながら、また半泣きになった閻魔は小さな紅葉のようなてのひらを握ったり開いたりしながら考える。


(大王、手ェちっちゃいな…)

「きのうね?コンパクトを落としちゃったからね、メンテナンスに出そうと思って…さっきためしに使ってみたら、えっと…」

「小さくなったんですね…。…ていうか何故試しに使ったんだお前は」

「ど、どうしよう鬼男くん!大王の威厳がそこなわれちゃう」

「そんなの元から存在しませんよ」

「ひ、ひど…!」

「当たり前でしょう。しかしこれじゃあ貴方もただのイカですね」

「ただのイカ…!」


ガーン、とショックを受けたように青ざめた閻魔は、ついにぐすぐすと泣き出してしまった。


「ふえっ……あぅぅ、お…鬼男くんのばか…!よ、幼体はっ、るいせんが、ゆるいんだからな…っ!」

「…そうなんですか?」

「ひっく……うん。ちょっとのことでもっ、おっきいの…!」


少しの衝撃でも大ダメージを受けるということだろうか?と鬼男は勝手に解釈しつつ、閻魔の姿を改めて見つめる。


ぶかぶかの着物を着た幼い閻魔。

帽子は大きすぎてズレている。

長い袖から小さな手を出して、大きな目から溢れる涙をごしごしと拭っている。


「………その様子じゃ、今日は仕事が出来ませんね」

「ぐすっ…ぐすっ……っぅえ?」

「死者には申し訳ありませんが、今日は閻魔庁は止めましょう。そんでもって、今の貴方は大王ではない」

「う…うん、たぶん……。おれが大王になったの、もう少し大きくなってからだし」

「じゃあオマエ、ちょっとこっち来い」

「え…えぇー鬼男くん、それって…ちょ、ひどいよぉ」


問答無用で閻魔を連れ出し、閻魔庁の仮眠室に入ると鍵を閉めて閻魔を寝台に放り出した。

そして閻魔庁の制服を手際良く脱いでいると、それを見た閻魔が青ざめた。


「ちょっ…鬼男くん、まさか……」


上半身裸になった鬼男は、寝台に乗り上げて閻魔を捕まえ、ニヤリと笑った。


「そのまさかです」

「わああぁ!?あぅ、おにおくん、ぬがさないでー!」

「鬼男くんか……呼び名はそれよりもお兄さまとかがいいな…」

「なんか部下がこわいこと言ってるーーー!!」


着物はブカブカだったので、簡単に中に手を忍ばせることができた。

ズボンと下着だけを脱がせながら胸を弄り、無理矢理キスをする。


「ふぅっ……う、んっ…!」


閻魔の今の小さな身体では、必死の抵抗も全く通用しない。


「だいおー…観念して下さい。そんなに可愛らしい姿を見せた貴方が悪いんですよ?」

「かっ、かわいくなんか――」

「可愛いです。こんな幼い大王、初めて見ます…」

「あっ!や、やだやだ鬼男く…っ!ささやかないで…!さわっちゃ、やだぁ…っ」


ぷっつりと尖ったピンク色の突起を弄りながら、いやいやをして頭を振る閻魔の柔らかい首筋に唇を落とす。

吸い上げると、癖になりそうなほどの柔肌に病み付きになり、鬼男は思わず何度も吸い上げていた。

幼い身体を押さえつけて、首や鎖骨にチュッチュッと吸い付き赤い痕を残していく。

今度は手と唇で突起を攻めながら、空いた手を下半身に伸ばす。

驚くほど小さな閻魔の自身を、そっと握り込んで優しく扱き上げる。


「やっ…ん、はぅぅっ……」


顔を真っ赤にした閻魔が、息を荒くしながら蚊の鳴くような小ささで、泣き声のような喘ぎ声を出す。


「こんなに小さな身体でもちゃんと感じるんですね…。少しの衝撃でも貴方には大きいんでしたっけ?それならこれはどうです?」


言って、少し強めに握ると閻魔の白い身体がビクンと震え上がった。


「ひゃうっ!…だっ、だめ、おにお、く…はうぅっ…!」


くちゅくちゅといやらしい音を立て、惚けるようなキスをしながら閻魔の幼い身体を撫で回す。


「は…んんっ……あっ、あっ…!」

「大王……すっごくいやらしいですよ…」

「やっ…いや…おねがい、鬼男くん…っ」

「お兄さまって呼んでみて下さいよ。ほら…いい子でしょう、え・ん・ま?」


閻魔は大きすぎる快感に飲まれそうになりながらも首を振る。


「やっ…やだ…っ!いわない!」

「強情だなぁ……イかせてあげませんよ?」

「うぅぅ…っ」


パンパンに膨れて苦しそうな欲望。

酷い仕打ちに耐えられずにグスグスと泣き出す閻魔。


「かわいいですよ、大王…」



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