OTHERSHORT

□V
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「ボッシュはSM好きなの?」
「ハァ!?」
「だってソレ、SM特集って…」
「もっ…言うな馬鹿!お前、何サラッと言ってんだ?」
「う〜ん…なんか平気なんだよなぁ…」

いろははしばらく眉を顰めて考えていたが、あっと言った感じで目を丸くした


「なんか、そういうのって現実味がないっていうか…無縁っぽいからかも」

…無縁?
へえ、そんなコト言うわけ。

「本当に無縁か?」
「え?」

そう呟いた頃には、いろはをベッドに放り込んでいた。

「いった…!え、何?どうしたの?」
「黙ってな、いろは」

レンジャージャケットを脱ぎ、ゴーグルを外す。
そしてベッドに乗ると、身体を起こしたいろはを再び押し倒して組み敷いた。

「お前さ…まさに今、SMとか、やられそうだけど?」
「冗談でしょ?ほら、早く書類を…」
「本気だったらどうする?」

いろはの表情が固まる。

「…何、考えて…」
「お前のコト。」

俺はにっこりと笑って答えてやった。

「あのさ、わりと俺…身体が目当てなんだか金が目当てなんだか知らないけど、媚び諂ってくる女ってのも嫌いじゃないわけ…顔と身体さえ良けりゃさ?でも…」

いろはの顎をくいっと持ち上げ、唇が触れるほどの至近距離で皮肉に笑った。

「お前みたいな女を無理矢理犯すのとか、すっげえ燃えるよ」

それだけ言うと、俺は言葉通り無理矢理に、いろはに口付けてやった。
いろはの目が驚愕に見開かれる。

――チュク…ッ!

舌を割り込ませ、いろはの身体を押さえつけたままレンジャースーツを脱がしにかかった。

――が。
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