リクエスト小説

□嬉しい雛祭り
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「ティア、ナタリアと何やってんだ」


ここは、ユリアシティのティアの家


ルークはティアに会いに来たのだ


そこにナタリアがいた為、疑問に思ったので聞いてみた。


「雛飾りを作っているの・・・、私の故郷での習慣なの」


「私はそれを手伝ってるんですわ」


「へ〜 そんなの飾ってどうすんだ?」


「本来は厄除けの意味で、川に流していたらしいわ」


「へ〜そうなのか」


「それが何時の頃からか、飾って祝う行事になったのね」


「なるほどな 俺も手伝うぜ!」


「ありがとう・・・っといっても、もうほとんど出来上がってるわ。」


「後は、人形を並べるだけですわね」


「そうか・・・これはいつまで飾ってるんだ?」


「3月3日・・・・つまり今日中にしまうのよ」


「じゃあ、しまう時に手伝うぜ」


「ええ、お願いするわ」


「終わったら教えてくれよ 出来上がった姿
を見てみたいぜ!」


「ええ、分かったわ。 それまで下で待っていて。」


「ああ、分かったぜ」


ルークはティアに言われた通り下に降り、椅子に座って待つ事にした。


人形を飾るといっても、ティアの雛飾りは7段だった。


ナタリアがいるとはいえ、並べるだけでもかなりの時間がかかった。


ルークはその時間の間をいらいらしつつ待っ
ていた。


しばらくしてから、ティアが上から呼びかけてきた。


「ルーク出来たわよ  見に来てもかまわないわ」


その言葉を受け、ルークは2階へと上って行った。


そこには、綺麗に飾られた雛飾りが


あまりにの美しさにルークはしばし、呆然となった。


「どうしたの? ルーク」


ボーっとしているルークをみて、不思議に思ったティアが声をかける。


「いや、すっげ〜綺麗だな。 なんて〜か、品があるっていうか・・・」


「私もそう思いますわ  なんてすばらしい・・・・」


「なんで、3月3日にしまっちまうんだ?」


「言い伝えでは、早くしまわないと嫁に行きそびれるそうよ・・・


本当かどうか分からないけど」


「そうなのか、そんなに古くから伝わる儀式なんだな」


「ええ、今では真実が分からないわ」


「素敵ですわ、私もこんな人形を飾ってみたいものですわ」


「じゃあ着物に着替えてくるわ」


「えっ、何で着物に着替えるんだ?」


「これも仕来りなのよ・・・」


そう言ってティアは下に降りていった


「お待ちになって、私もお手伝い致しますわ」


そう言ってナタリアも降り、ルークはまた1人になった


しかし、今度は雛飾りがある為、さほど暇ではなかった。


ティアと、ナタリアが着物を着て上がってきた


何故ナタリアも着物を着てるのかは謎だが、そこは突っ込まないでおこう


「じゃあ、儀式にのっとって、菱餅と白酒で祝いましょう」


というティアの発言により、菱餅と白酒が振舞われる


こうして、3人の楽しい雛祭りは終わった。


その後、、直ぐに片付けがあるのは省略します(殴




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