リクエスト小説

□天国のアミィへ
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アミィ、聞こえてるか、兄ちゃんは今、村の復興の為に頑張っている。


ダオスを倒して、お前の仇を無事に果たした。


だから、安らかに眠ってくれ。


そうだ、お前に言えなかった事がある。


俺・・・好きな人が出来たんだ。


可愛くなくて、口やかましくて


全然おしとやかじゃなくて、ガキなんだ。


でも、最高に好きなんだ。


お前にも見せてやりたかったな。


もしかしたらお前と姉妹になってたかもしれないんだろう?

そんな事になったら大変だけどな。


もし、お前が生きていて、あいつに会ったら
どんな反応するんだろうな。


そればかりが胸をよぎる。


ダオスを倒しても、村の復興が進んでも、お前が蘇る事は無い。


出来る事なら、過去に戻ってお前を救ってやりたい。


そして、あいつ・・・・アーチェに会わせてやりたい。


あいつと会ったら喧嘩するのか? それとも仲良くなるのか?


アミィの事だ、きっと俺が選んだ人だと分かってくれる。

お前は賢いからな。


お前が作ったマーボーカレーをあいつにも食べさしてやりたかった。


だって、あいつ料理下手なんだぞ?


お前は料理が上手だったから、お前が先生になってくれたらどれだけ心強いか。


俺と、俺と喧嘩ばかりしてるあいつと、お前と3人で暮らせたら・・・。


そうなればどれだけ嬉しくて、幸せか、お前なら分かってくれるはずだ。


だけど、お前は死んでしまった。


この事実だけは変わらない、これからもずっと・・・。


エターナルソードもなくなっちまった事だしな。


おっと、向こうでクレスとミントが俺を呼んでいる。


あいつら結婚したんだぜ?


お前は振られちまったな、まあ、天国で良い人を探すんだな。


ミントのお腹には新しい命が宿ってる。


もうじき生まれるだろう、無理しなきゃ良いんだけどな。


今度は俺達の番だ、喧嘩しながらやってくぜ。


お前は何も心配しなくて良い。


次に手紙を書く時は、俺達にも子供が生まれているだろう。


楽しみにしててくれよ。


俺がそっちに行くまで元気にしててくれ。


じゃあな!


天国の親愛なるアミィへ


地上で頑張る、頼りになる兄より




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