中・長編

□A wheel of fortune
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ある所に桃色の髪の娘がおりました。
大変に珍しいその髪の色。
両親も他の誰も
そんな色の髪の人はいません。
母が余所者の所為もあり
娘とその両親は
村中から疎まれておりました。
娘は病に侵された母の為に
森へ入って
薬草を摘んで来るのが日課でした。
時々珍しい薬草が採れると
街の薬屋に持って行ったり
城に売りに行ったりしていました。
その日も娘は一人で森に入り。
そして…。




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