中・長編

□A wheel of fortune
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「…………」
彼は今日も帰って行く。
冷たい石造りの壁や床に、
ゴツンと重い足音を響かせながら。
自分からは目も合わせようとせず、
声すら発さない私の耳元で、
変わらぬ愛を囁いて。





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