夢小説


□つまり私はしたいんです。
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学パロ






オレンジに染まった教室はなんだか切なくなる

そしてそこに先生と私だけがいれば


もう、誰にも止められないわけで


どっちが先だとかそんなのも分からないくらいキスして

抱き合ってそのまま壁にそって座り込む

嫌な事も悲しいことも全部消えてしまいそうなほど

幸せで愛しくて切ない時間

先生、先生、先生、先生、先生。

何度でも呼べば先生は苦笑いをした

生徒と生徒が教室で、

そのシチュエーションが

私たちを興奮させる


肌を撫でる先生の手はすこし焦ってて

息も乱れて

それだけですこし疼いた



このままずっと

時間なんて


永遠を願えばそれを否定するように

遠くから声が聞こえた


すぐには元に戻れないほど乱れた私を

先生は抱き上げて持ち上げた

そのまま教室の後ろの隅っこへ

低いロッカーの上へ私を抱きかかえたまま先生は乗った

そして私を馬乗りにさせて



カーテンで隠したのだ



ここは3階

隅っこだから密着していれば窓には写らない

しかしこの状態で密着、など

生徒が教室に入ってくるやいなや

先生は私を抱き締め貪るのだった



















「もう!!クォーク先生ってばぁっぁあ!!やらしい!」

「ふざけるなぁっ!!!!!」


スパーーンッととても気持ちのいい音と一緒に

頭が割れそうなほどの激痛が走った

これは、女子高生にする、叩き方では、ない

「いだぁああ!!?」

「俺の授業中に顔を下に向けているから心配して聞けば

居眠りをしてしかも夢までみて……

…いやらしいのはお前の方だ馬鹿者っ」

パコンっとまた丸めた教科書でまた叩かれた

心配してくれたのが嬉しかったので笑顔でダメージを受けたら

盛大なため息をもらった


「だ、だって憧れませんか!?」

椅子から立ち上がり熱弁しても

「俺とお前には無理な話だな」

すぱんっと切られてしまった

「ほら、続きするぞ」

「…はーい」

居眠りをした私に放課後残るようにと告げたのは

私のマイダーリンでもあるクォーク先生。

授業をろくに聞いていなかった私を心配してくれたのだが

私が寝ていたことがわかればすばやくプリントを渡してきた

さっきまで甘いムードだったのに…!

夢の内容を若干興奮気味に話してしまったことを

すこし反省した



外はすっかり真っ暗になった頃に

やっと机に置いてある大量のプリントを制覇した



お、鬼や…



「ほら、何をしている」

さっさと職員室に提出してこい

先生はこのまま帰るのか鞄を持って立ち上がった

このパターンは早く職員室に提出しなければ…


「置いて帰るぞ」


その言葉を半分聞いたあたりでダッシュで階段を降りた

先生は楽しそうだった


ぜーぜーしながら帰ってくれば

先生は椅子に座って煙草を吸っていた

…教師…

何してるんですか教室で…

鞄の中に筆記用具などをいれて持てば

煙草は携帯灰皿に入れられてしまった

その時


カツーン

カツーン…

靴底の鳴る音が聞こえた


「ちっ、警備員か」

どうやら見回りの警備員がこちらへ来るようだ

さすがに辺りも暗く、電気がついているのはこの教室だけ

…そりゃそろそろ帰れって言いにくるよね

あたふたしている私をちらりと先生は見た

ばちっと目が合えば先生の目はすこし揺れていた

しかし靴底の鳴る音が大きくなれば腕が持ち上げられ、



教室の後ろの隅っこへ連れ去られた



ロッカーには乗らないものの

体はものすごく密着しており

まさに、これは、正夢、!

嬉しさと恥ずかしさの入り交じった感情が押さえられない

きゅっと先生のスーツを掴めば


「すまない」


顎をクイっと持ち上げられて


「さすがに夕焼け時には…人に見られるリスクがある」


困った顔をしながら、優しいキスをくれた


教室のドアを開ける音を聞きながら

音はないけれど


「…あれ…消し忘れかな…」


啄むような甘いキスをゆっくり


「まったく、電気代のことも考えてほしいね」

パチンと音がすれば、もう何も見えないほど真っ暗で

でも窓の側にいる私たちには月の光があたっていた


そのままするりと抱き合えば


少しキスが深くなった















「ほら、とっとと歩け」

ぽんっと背中を押されるが

すべて黒に染まった学校でどうとっとと歩けるのだろうか

先生の片腕にしがみつきながら半泣き状態で廊下を歩いた


すると不意に先生が立ち止まって

「…先生?」












「わ!!!!!!!!!!」










ぎゅんっと顔を近づけて脅かしてきやがった

ぎゃぁぁぁああああと品のない悲鳴をあげれば

軽快に笑う先生




今度絶対仕返してやる…!!!












(やぁクォーク先生。)
(ああ、ユーリス、どうした)
(昨日は随分とお熱いことを、)
(………)
(足は丸見えだしカバンは机にあるし…僕でよかったね)
(…す、すまない)
(ふふ、帰りも随分と楽しそうだったね)
(………………黙っててもらえないか)
(もちろん)







―――――――――――――――――――

はいすいません妄想です
頭によぎったんです
教室のすみっこでいちゃつくのってよくないですか!
スリル的な!!
わあ!!!!
ひいい!!!!


ユーリスは警備員じゃなく先生です
クォークのことをいろいろ知っているので
自分が行きまーすみたいな!

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