夢小説


□カタルシス事情。
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それに悲しくて、いらついて。

窓にもたれながら立っていたクォークの胸倉を掴んでベットへ押し倒した。


苦しいの。


驚いているクォークの顔を両手で挟み、無理矢理キスをした。
噛み付いたから少し鉄の味がする。

舌をねじ込もうかと思ったらがばっと離されて、出来なかった。

拒絶?
嫌よ、嫌だ。

私の肩を掴む手を払ってクォークの服を剥いだ。
相変わらずのいい体。
いつから抱いてもらってないんだろう。

首に目掛けがぶっといった。
いつから跡つけてもらってないんだっけ。


寂しいの。


首からズボンへ手を滑らせでベルトを外そうとしたら今度は手首を両方とられ、背景が逆転した。


「盛るな。」

痛かったのかクォークの顔は歪んでた。
ごめんね、でも、私も痛いの。


そのまま顔が近づくから久々にキスしてくれると思った。


「傷が開く、しばらく部屋で寝ていろ。」


また、我慢。

その言葉と同時に離れていくクォーク

待って。苦しいの。寂しいの。




「私、いらない…?」

他にも言いたい言葉は零れた涙に変わり果てた。

「邪魔かなぁっ…結構、使えると思うんだけどな…」

私。

にこりと笑えばまた驚いたクォークの顔。

「痛いよ…すごく…」

この痛みは足なのか頭なのか。
または心なのか。

ゆっくりと私の体に影が出来て流れる涙はごつごつした手で拭われた。

短いキスが顔にいっぱい降ってきて。

夢?
あぁ、禁断症状が出てるのかな。

「そんな風に思い詰めないでくれ。」

ゆっくりと強く抱きしめられた。
暖かくて、気持ちいい。

「今の俺はお前を抱けないんだ。」

頭を手の平で覆って、腰に腕が巻き付いて、肩にクォークの顔が。

こんなにも密着してるのに心がとおいのは何故?

無傷な腕をクォークの首に回して私は流れる涙を止めるために力を込めた。

「クォーク、寂しいの…苦しいよぉ…!!」

今の俺ってだいたい何よ。
今も昔もクォークはクォークじゃない。

馬鹿な事言わずに抱いてよクォーク。


久々にするクォークからのキスは甘くてしょっぱいくて切なくて愛しい味がした。







「ぁ…まってっ」

乱れた衣類のまま激しくなる愛情行為。

「煽るお前が悪い」

我慢してるのは私だけじゃなかった。
私は逃げないからそう焦らないで。

「うぁ…!そこ、やぁっ」

久々すぎて最初は痛かったけど歪むクォークの顔がすごく色っぽくて疼いた。

「愛してる」

耳元で愛を注がれたら反応なんか嫌でもしてしまう。必死に揺れるベットから落ちないようにクォークを抱きしめた。

「クォーク…クォークっ…!!」


名前を呼べばもっと。

喘げば激しく。


今まで我慢していたものを全て吐き出し満たされるのに丸一日もかかった。






(もっと早くこうすればよかった)

(俺はこのままお前を連れて進む。
例えそこが地獄でも。)

(今更置き去りなんて許さない。
いつまでも私は貴方の隣にいたいから)




___________________

…すいませんっorz
衝動って怖いですね←
こんな話にするつもりはまったくありませんでした。
切なくて甘いの大好きっ←

二枚目からはBGMが
君に触れるだけで
でした。すごくいい曲です大好き。
るろうに剣心の曲ですよ誰か知らないかな…知らないよね…(泣
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