夢小説


□ハンター×ハンター
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※下ネタ注意










俺は人生初の恥を味わった。


まさか

「いい気味だなぁ?カリアゲ。」

「喋るな喚くな消えろ」

あのゾラなんかに捕まるとは。






なんて失態だ。
いや待て、これにはちゃんとした理由がある。

とりあえずアイツが悪いんだよ。

酒場の息子の病気を治す薬がここにあると聞いて来た俺達。
宝箱はいろいろあり、捜すのが大変だった。

アイツも真剣に探してると思って背中を向けたのが悪かった。

殺気レベルの視線を感じ振り向くと俺をずっと見てるアイツ。
目線は明らかに俺のズボン。

アイツにとって俺の装備しているハンターは刺激が強いらしい。

そのくせそれ以外の物は装備させてくれない。

意味が分からん。

そのまま俺は無視して探索を続けたが
エルザが装備していたアローの音が。

また振り向いてみるとアイツが


俺に向けて


いたずらバナナを


うちやがった。


俺はすべり
立ち上がった瞬間に地面がぱかっと開き

落ちた。









「後で覚えとけよ…」

アイツはなにかと俺に執着する。
最初は好意を抱いていると分かりなんだか気分はよかったがそれがいけなかった。

俺が動けば
『絶対領域おいしいですっ!!』
と言いながらのタックル

朝は気がつけば隣で爆睡。
俺が何回女部屋にほうり込んだか。

嫌いなら関わらなければいいのに。
そんなことをユーリスから言われたが
俺は関わったつもりはない。
寧ろ俺が歩けばアイツが後ろから着いてくるのだ。

気付かずにトイレなんかに行ってみろ。
小銭で鍵を開けられるぞ。

そろそろ俺の貞操が危うい。
こっちは真面目に相談しているのに周りは微笑むばかり。

それにいつの間にか俺の後ろにいたもんだから貞操ってことがバレた。
せめて初めては俺が上でありたい。
すでにここで俺は奪われる覚悟をしたとか違うぞ。

ついでに言っておくがジャッカルもまだ立派なチェリーボーイだ。
アイツはイ〇ポだからな。
隠すために女と釣るんでるんだよ。
俺は知っている。

それをアイツにいえば
『へぇー。』
…コイツ本気で俺一直線だな。


「どうしたカリアゲ!!びびって声がでないかぁ?」


…おい、今俺。

「おい、マジで?」





アイツ…俺の傍にいないんじゃね?





「…カリアゲ」

「ゾラ。」

「すいませんなんでございましょう。」

俺…今、自由だ。







「………は?」







手錠なんかよりアイツの拘束の方がよっぽど頑丈だからな。
このぐらいなら俺の手で壊せる。

…まてよ、ならなんでアイツの頑丈なんだよ。

いやいやそれは…


『クォークって嫌がらないよね。』
『クォークはよぉ、アイツにだけはやさしいよな』
『クォークさんってあの子にベタ惚れですわよね。』
『クォーク、それきっとアレだよ。』
『恋ってヤツ?…く〜っ、やるねぇ。』


ま さ か


「はっ、なんで俺、カリアゲなんかに頭下げてんだよ!!
カリアゲは今、俺に捕まってるんだぜ?
…てことは…」


今頃気付いたぞ。



「今ならなんでも出来る…!!!」


ゾラがなにやら近づいてくるが今はそれどころじゃない。
まずは確かめなければいけない。
俺はこんな感情知らないからな。

力を入れれば手錠は簡単に壊れた。

それに結構ここで時間がたっている。
もしかしてアイツ達に何かがあったのかもしれない。

そう思うと、なぜかいらついた。

「どけ、ゾ「クォークさぁぁああぁああぁぁあああああぁああぁぁぁぁあああぁぁああぁぁん!!!!!!!!!!」


すさまじい音と一緒に壁がぶっ飛び、アイツがタックルしてきた。
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