short
□Pink time
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Pink time
初夏の少し肌寒い夜でも、コイツと抱き合っていれば暑くてしょうがない。
「んっ、ひゃあ!…あ、ダメ、ひじっ…かたっ」
「何がダメなんだよ。お前のココは指締め付けて離さねぇぜ?」
「ぁんっ、…ばっか!あんま、んぁ、いじんな!…んっ」
土方の指は、銀時の後孔をグチュグチュと音を鳴らしながら奥へ奥へと入り込んでいく。
暗闇で真白に浮かび上がる銀時の身体は、なんともいえぬ妖しさと美しさを放っていた。
「あぁっ…ん、土方ァ……もうっ…はぁんっ、もう、いれてっ」
「……っ、んだよ。今日はヤケに素直だな。発情期か?」
「うっせェェェ!…ぅあっ、ん、アホ、言ってねぇで、あぁっ、早く、挿れろやっ!」
土方は挑発的にニヤリと笑うと、ゆっくりと指を引き抜いた。
「は…っ、あっ、なん、でぇ?」
銀時は我慢が出来ないのか、もじもじと膝をすり合わせ、上目遣いに土方を見つめた。
「てめぇが俺の上に乗れよ」
胡坐をかいて座り、ニヤニヤといやらしく嘲う。
銀時は押し寄せる快感の波を抑え、そんなことはできないと首を横に振った。
「できねぇってんなら今日はここまでだ。……てめぇが我慢できれば、の話だけどな」
銀時はもう理性の限界だった。
震える身体を無理矢理起こし、そろそろと土方の膝に跨がる。
しかし羞恥が邪魔をして腰を下ろすことができない。
「どうした?自分で挿れろよ」
「……くそっ!意地わりぃぞ、てめぇ…!ん、――やあっ」
土方は銀時のモノを軽く握り、先端を親指で撫でた。指の動きに合わせ、くちゅくちゅと水音を響かせて蜜を垂らす。
「なぁっ……も、あっ、イク」
「自分で挿れられたらイかせてやるよ」
「〜〜〜っ」
銀時はたまらなくなった。
自身を人質にされ、土方からは絶対に挿れてはくれない。
「ほら、早く」
「―――わかったよっ」
銀時は蕩けきった後孔を指で広げ、土方の肩に手を置きゆっくりと身体を沈めていった。
「んんっ、あっ、あっ……やぁ、全部、はいっ、ちゃ」
目に涙をいっぱい溜め、もの欲し気に土方を見つめた。
土方は我慢できなくなり下から突き上げると、銀時は女のように白い首筋を晒してのけ反る。
「ぁん!やぁ、くびっ、だめぇ!ひゃぁぁあっ」
首に噛み付いていくつも紅い跡を残し、土方は満足そうに銀時の唇を貪った。
「は、………いい子だ。ご褒美やらねぇとな。何が欲しい?銀時」
「ああっ、もっ…きて!もっと、奥まで、んひゃあ!…っ、ぐちゃぐちゃにしてぇ…!」
土方は銀時の腰をわしづかみ、熱くいきり勃った自身をガンガン打ち突けた。
「てめぇ絶対殺す!」
「なんだよ。後半は自分で腰振ってよがってたじゃねぇか」
「黙れこの変態!立てなくなるまでヤリやがって!しかもあんなこと……っ!」
先ほどの行為を思い出し、銀時は顔が赤くなるのを感じた。
そのまま枕に顔を隠し、羞恥をやり過ごす。
「……今日のてめぇは、最高に可愛かった」
「!!!」
「またやってくれるよな?」
ニヤけた顔に腹が立つものの、結局はこくりと頷いてしまう銀時なのであった。
end.