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□月
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真っ暗な部屋に、開いた障子戸から淡い月光が差し込む。
それは、組み敷かれた男の銀髪をキラキラと輝かせ、より一層儚く見せた。

「……本当に、いいのか?」

「うん、いいよ……土方に、抱いて、欲しい…」

「銀………」

「んっ、」

この男の唇は甘い。
普段こいつが好んで食べるような甘味の甘さではなく、柔らかくて優しくて。
キスしただけで安心するし、……欲情もする。

「はぁ、んぅ…ぁ」

「銀、脱がすぞ」

「うん………」

着物の胸元から手を滑り込ませる。そのまま肩にかかっているものもはずし、上半身を露にする。
出てきた美しい真白な肌に、しばらく見惚れていると、俺より少しばかり細く骨ばった指が、ぎゅっと腕をつかんだ。

「あんま、見んな……」

恥ずかしそうに背けた顔は桃色に染まり、かなり煽情的だ。
顎を掴み無理矢理こちらを向かせると、目が合った瞬間にさらに頬を染めた。

「見んなって、言って、」

「きれいだ、銀時。もっとよく見せろ」

「……!!」

「ふっ……かわい」

「もう……早くしろよ、ばか」

銀時はぐっと俺の頭を掴むと、自分からキスをしてきた。
ちゅ、ちゅと啄むようなキスから、舌を絡ませてぐちゃぐちゃになっていく。

「んんっ、は、ぁ、…ひゃ?!」

「ぷっくりしてんな、ここ」

「あっ!!やぁ、触ん、なぁ」

紅く熟れた乳首をくにくにとこねる。キスをやめて口でも愛撫してやると、「ああっ」と可愛い声が聞こえてきた。

「んぁっ、はぁんっ、あ、あ、」

「気持ちいいか?」

「あっ、ばっ、か!!んなことっ、聞くなっ、あんっ」

「“あんっ”だって。可愛いな、ほんと。気持ちいいんだろ?」

返事は聞かず、身体に聞くことにする。銀時が乳首への愛撫に夢中になっている間に、そろりと太ももを撫でる。すべすべとした感触が気持ちいい。
銀時はまだ気付かないのか、俺の頭を両手で抱え、快感をやり過ごている。
するりと上へ上へ手を這わせ、銀時の中心に触れた。

「ひゃぁんっ?!あっ、どこ、触って…!!」

「勃ってんじゃねぇか。ここ……どうして欲しい?」

「あっ、あっ、やめ、ふぁっ」

「すっげぇ……ガマン汁ダラダラ出てんぞ」

緩く上下に扱いただけで、どんどんと先走りが溢れる。
銀時の口からは引っ切りなしに嬌声が上がる。口元を伝う唾液が、より銀時を妖艶に映した。

「ああぁっ、やっ、ひじ、かたぁ!!も、イッちゃ、」

「ああ、イッちまえ」

ぎゅっと銀時のモノを握り直し、さっきよりも強く手を動かすと、ビクビクと屹立が震えだし、銀時から甘い声が聞こえだした。
散々扱いて先端の穴に爪をつぷっと刺してやった。

「…ああぁんっ!!ひゃ、ん…」

「いっぱい出たな?」

可愛く喘ぎながらイク銀時を見て下半身がブルリと震える。
わざと意地悪く言ってやると、銀時は紅潮した肌をさらに赤くして俺を煽った。




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