戴き物のSS
□冷たい手
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「…もう…こんなことは…やめましょう…」
クリフトが情事の余韻残る部屋で服を着ながら呟いた
「どうして…?わたしが嫌なの…?」
まだ衣服を纏わずシーツにくるまるアリーナが悲しげに反応する
クリフトは伏し目がちになりながら
「違います…」
アリーナはクリフトの腕を掴んだ
「おやめください…もう部屋に戻らないと…皆さんそろそろ起きますから…」
「嫌…どうして?理由を言って!」
クリフトの腕を掴んだままアリーナが語気を強めてる
クリフトはあきらめたように…
「これ以上…繰り返すと私もあなたも壊れます…」
「えっ?」
アリーナがびっくりした声を出した
そしてクリフトはぽつりぽつり本心を話し出した