なんでもないことを増やしたくて どうでもいいことを減らしたくて 好きだなんて都合のいい言葉を吐いてしまうのです 君はきっとそのことを知っていて 「くだらない」なんて呟くの 未熟なくせに 一人前の自尊心だけ持って どうしようもない言い訳のような身勝手な正義を連ねた後に 「なんでもないよ」 そう呟いては空を見上げて咽び泣く振りをするの 虚しい気持ちだけ 自ら注いでしまう世界悲しいだけの話、海の底に沈んでいくだけの行為に溺れてしまった僕と、届きもしない太陽のような君の物語