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□悲しい話
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 なんでもないことを増やしたくて
 どうでもいいことをらしたくて
 好きだなんて都合のいい言葉を吐いてしまうのです
 君はきっとそのことを知っていて
 「くだらない」なんて呟くの
 未熟なくせに
 一人前の自尊心だけ持って
 どうしようもない言い訳のような身勝手な正義を連ねた後に
 なんでもないよ
 そう呟いては空を見上げて咽び泣く振りをするの
 虚しい気持ちだけ
 自ら注いでしまう世界




悲しいだけの話、
海の底に沈んでいくだけの行為に溺れてしまった僕と、届きもしない太陽のような君の物語








 

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