さぁ
□秘め事
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「…もう少しで終わるから、」
「さっきも言ってましたね」
「あと数枚まとめるだけだからちょっと待ちなよ」
待てません、と言うように椅子に座る雲雀に後ろから抱きつき唇を指でなぞる
「っ…ちょっと待ちなったら…」
「あと何分待てばいいんですか?せっかく会いに来たのに…」
後ろにいるからわからないけど多分ぷくっと膨れっ面してるんだろうな、と雲雀はフッと笑った
「なに笑ってるんですか」
「別に。
…骸、終わったよ」
カチンとホッチキスでまとめると同時に聞こえてくる骸の嬉しそうな声
「雲雀くん、」
「ん?
んっ…」
振り向くとすぐ重ねられた唇
「……いいですか?」
「学校ではだめだよ」
「…我慢できません」
「え、ちょっと骸、っ」