ねぇ
□名前
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「おいヒバリ。また10代目になんかしてねぇだろうな」
「…してないよ、なにもね」
「ふん…それならいいけどよ」
ドカッと乱暴にソファーに座る
そんな乱暴に座って…せっかく用意させたんだから壊さないでよね…
まぁ隼人だからいいか
…ん
そういえば
「ねぇ君、なんで名前で呼ばないの？」
「なっ…じゅ、10代目をお名前でなんてんな恐れ多いことするわけねーだろ!」
「違う僕だよ」
「……は？」
君の頭は沢田綱吉だらけかい？
「…呼んでんだろ、ヒバリって」
「恭弥」
「あ？」
「恭弥って呼びなよ」
なんで今更みたいな視線を向ける獄寺
「僕だけ名前で呼ぶなんて不公平じゃないか」
「じゃあ獄寺って呼べばいいじゃねーか」
「そういうことじゃないよ」
「…別に名前でも名字でもかわんないだろ」
「じゃあ10代目も綱吉も同じじゃないのかい？」
ばーか全然ちげぇよ
とあしを組んだ
「いいから名前で呼びなよ」
「なんでんな名前で呼んでほしいんだよ」
「……別に…」
意味なんてないよ
呼んでほしいだけ
ボールペンをカチカチとならす