KAT−TUN小説

□信じること
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〜♪

「わがまま言ってたけどここならYou know baby居場所があったし」

(次だ。かずの奴ホントにやるのかな?)

「『信じること』口にするのは寂しいから」

(ホントにやったよ…)


―――――


「おぉっ 久しぶりに仁の家に来たーっ」

こうやって俺の部屋を見渡してるのは亀梨和也。

俺は赤西仁。
亀梨こと、かずは俺の恋人だ。

「コンサートとか収録とか続きで全然休みなかったもんな。」

「本当だよー。仁今日はまたテンション低かったよな。全然喋んないし…」

「…そうだった??」

「そうだよ。何かあったのか?」

「いや…なんにもないよ。」

「お前また目反らしたな。嘘つくとき絶対反らすもんなー。お前」

こういうのを聞くと俺はかずに好かれているんだと安心できる。

こういう風にいちいち確認しないと不安で不安で気が狂いそうな自分は嫌いだけど。

「…………」

「いきなり黙ってどうしたんだよ?」

でも俺はこれからあることを言わなければならない。

「………」

「仁?」

「かず。俺…アメリカに行くことにしたんだ。」

そう。俺はアメリカに留学する。

「…は?な…何言ってんだよ仁〜。冗談はよせって。」

そう言ってかずは笑顔を引き攣らせる。

でも…

「ごめん。冗談じゃないんだ。」
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