相互コラボ記念小説

□夏休み、どこ行く?
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駿一「おい!お前らいい加減にしろ!!話を脱線させてばかりでは進まんだろうが。」


恭耶「んじゃ、行きますよ!プライベートビーチ付き別荘がある人〜!」


『なに?皆持ってるんですか?・・・なんか感じ悪い。』


駿一「もういっその事、プライベートジェットで行くか?」


恭耶「あぁ、いいっすね。ファースト取ったら結構かかるし、名前にはキツイっしょ。ウチの使っていいっすよ。」


『・・・私は別にエコノミーでいいんだけどなぁ。っていうか国内で充分・・・(ボソッ』


優介「あのっ!色々言っててもなかなか決まらないですし、全員1つずつ候補を挙げて、あみだくじで名前様に決めて頂くって言うのはどうですか?」


貴臣「ええ、なかなか良い案ですね。」


『わ、私も書くの?』


恭耶「あぁ、俺らは自分とこの別荘があるとこで良さ気なとこ書くしさ、名前は名前なりに思いつくとこ書いてみろよ!」


駿一「よし、早速やるか。希望の場所を各自この紙に書いて、名前を書いた封筒に入れろ。あみだくじは・・・縦線が1、2、3、4、5本と、よし。好きな所に名前を書け!」


優介「何だかドキドキしますね?」


『うん!何だかワクワクしちゃうね?』


貴臣「ふふふ、私は名前様と一緒に旅行が出来るというだけでワクワクしておりますが。」


恭耶「おしっ!んじゃ適当に横線入れてこうぜっ!」


駿一「・・・このくらいでいいだろう。苗字、好きな所を選べ。」


『ううっ、責任重大ですね?んーっと、ココにしますっ!!』


優介「じゃあ後1人1本ずつ横線入れましょう。」


駿一「・・・よし、これでいいな。では、いくぞ?」


『あっみだっくじ〜あっみだっくじぃ〜♪引いて楽しいあみだくじぃ〜♪』


駿一「おい、苗字。何だ?その妙ちくりんな歌は。」


『みょっ、妙ちくりんって・・・あみだくじのテーマソングじゃないですか。先輩知らないんですか?』


貴臣「あみだくじにもテーマソングが存在するのですか。」


恭耶「ははっ!2人ともそういうのに疎すぎっすよ。」


優介「で、結果は誰なんでしょう!?」


『・・・あ。』


駿一「何?苗字が当たったのか。」


恭耶「じゃあ名前の封筒開けるぜ?」


『う・・・うん//』


恭耶「・・・ぷっ!!」


優介「なになに!?恭ちゃん笑ってないで読んでよっ!!」


駿一「もういい、恭耶貸してみろっ!・・・何っ!?」


貴臣「結局斯波君も読まないのですね?私が読みましょう。・・・あの、名前様?コレは・・・」


『書いてある通りです//みなさんと修学旅行がしたいな〜って思って。で、修学旅行と言えば京都でしょ?//』


優介「修学旅行、引率の先生無しで京都・・・」


恭耶「いいんじゃね?すっげー楽しそうじゃん!名前グッジョブ!!」


駿一「京都か・・・まあ悪くは無いな。しかし修学旅行といえば京都というのは誰が決めたんだ?」


『えっ?関西圏以外は修学旅行に行くと言えば京都と相場が決まってるじゃないですか!!』


貴臣「ヨーロッパとかいう方がおかしいのですよ、斯波君。」


『・・・庶民ですみませんねっ。』


優介「では、夏の旅行は“京都へ修学旅行”で決定ですね?」


恭耶「予定決めなきゃなっ!名前どこ行きたい?」


『えっとね、修学旅行だけど自由行動ばっかりって感じにしたいの。だから皆にそれぞれ行きたい所を考えて欲しいんだ。』


駿一「なるほど。では交通手段だが・・・」


『まぁ新幹線が基本だとは思いますけど、皆さん青春18きっぷの旅とか無理でしょ?』


恭耶「は?青春・・・って何?」


『学生御用達のJRの激安1日乗り放題乗車券の事だよ。5枚つづりで11500円なの。つまり、快速までの電車なら東京から京都まで1人往復4600円で行けるの。』


貴臣「そ、それは価格破壊ですね・・・。」


『値段は魅力ですけど、自由席で長時間とか無理なので普通に新幹線でいいですよ!』


優介「では行く場所などはこれから調べてスケジュールを組むという事で。」


駿一「ああ、しかし京都は盆地だから真夏の暑さは尋常じゃないぞ?苗字、大丈夫か?」


『はいっ!皆で旅行なんですからそんなのへっちゃらです!それに皆さんが予定を立てるんですよ?そんな無茶なスケジュール立てたりする筈無いって信じてますから。』


優介「名前様・・・勿論です!無理の無いように楽しい計画を考えて見せますから!!」


『うんっ!楽しみにしてるね!計画が決まったら“修学旅行のしおり”も作らなきゃですし、忙しくなりますねっ。』


こうして夏の旅行は当初の予定とは全く違った方向に決定した。

そして私はというと、お爺ちゃんにこっそりと相談して「引率無し修学旅行(北条先生にもヒミツ)」の予算を抜かり無く捻出したのだった。


→選抜執事達と修学旅行へGO!

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