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□トワver 1
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おやつ編



トワVer


最近のオヤツはアイスかバナナのどちらかしかない。

普段は文句を言わないぼくも、とうとうキレてしまった。


…ぼくだって食べ盛りだ!

毎日アイスかバナナじゃ持たないよ!


ナギさんに直接言うのは怖いから、
船長に直談判だ!!


トワ「せっ船長!お話があります!」


リュウガ「おう、どうした?」


トワ「…実は…」

ぼくは事情を説明する。



リュウガ「…わかった。俺も、ついバナナとアイスを食べるアイツに魅入ってしまっていたが、
トワ!お前の成長のために、ガツンと言ってやる!」


トワ「…船長!」

ぱああっ

前半なんかわかんないこと言ってたけど、やっぱり船長は頼もしいよ!



食堂

リュウガ「おい!ナギ!」

ナギ「…なんですか」

リュウガ「お前、ここ最近、オヤツにアイスかバナナしか出さねぇらしいじゃねぇか!栄養に悪い!変えろ!」


ナギ「…バナナは栄養ありますよ」ギロリ



ソウシ「…そうだよ?リュウガ…なら、アイスとバナナに変わるオヤツを探してくれるかな?」…ゴゴゴゴゴ…


あ、あわわわわ…

ナギさんとソウシ先生からいけないオーラが出ている…


トワ「ホ、ホ、ホ、ホットケーキとかどうでしょう…?」




シン「っち!これだからお子様は…」カチャリッ


ひいっ!シンさんまで!


ハヤテ「ホットケーキなんか、なんの楽しみもねぇじゃねーか…クソッ」


ハ、ハヤテさん、前はホットケーキ大好きだったのに、…。

リュウガ「…お前ら」



ナギ「オヤツは、死んでも変えませんよ」



リュウガ「…ヨーグルト、なんかどうだ?」


全員「!!!!!」





翌日から、アイスかバナナかヨーグルトのローテーションとなった。


ナギさんは口から垂らしながらヨーグルトを頬張る彼女を見て、スッゴく嬉しそうだ。


また飽きちゃいそうだけど、仕方ない。

ナギさんの笑顔のために、ぼくは我慢することにした。





チャンチャン♪
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