ひぐらしのなく頃に 醉
□赤晒し編
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「おはようっ。圭一くんっ♪」
あっという間に過ぎてしまった楽しかった夏休みを終え、いつもの朝を迎える。
このポワンとした可愛い雰囲気の女の子は竜宮レナ。
俺の家の少し近くに住んでいて、毎朝俺を迎えにきてくれて一緒に登校している。
「おーっす。ん?なんか帽子汚れてるけど、また宝探しでもしたのか?」
「あ!本当だ!えっとね、昨日は可愛いぬいぐるみ沢山見つけたんだぁ!」
可愛い笑顔で言うレナに、俺は呆れて溜め息をつく。
「またお持ち帰りしたのかよ?」
「えっへへー♪もちろんっ、お持ち帰りぃ〜っ!」
ほっぺを両手で覆ってレナはえへへと嬉しそうに笑った。
レナは俺と同じくこの雛見沢に引っ越してきた外部の人間だ。
まぁ、もうとっくに雛見沢には馴染んでるけど。