□ろうそく
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「ちっ…」

『どうしたの?急に舌打ちなんかして。』


ここは船長室。兼なまえの部屋。

いつもと変わらず、襲ってくる敵いなければ海軍もいない。ローは机に向かいっぱなしで医学書を見てはなにかを書いての繰り返し。

なまえはそんなローの本をめくる音やペンの走る音をBGMにベッドでごろごろ雑誌を読んでいた。

のだが、ローが手を止めたと思えば急に舌打ちをした。一体何が気に食わなかったのか。


「おい、今度島につくのはいつだ?」

『そろそろじゃない?ペンギンも近いって言ってたし。で、どうしたの?』


まだ不機嫌そうな顔をしているロー。なまえはそんな彼を見つまながら返答を待っていた。するとぼそっと、


「ろうそくが切れた。」


なんだそんなことか、となまえはまた雑誌に目を戻す。


「『……』」


なまえは痛いほどに突き刺さってくる視線に耐え切れずにローを睨んだ。


『泳いで買って来いって?』

「ペンギンのところからもらって来いって言ってんだよ。」

『昼間だし、ろうそくなんていらないでしょ?部屋の電球もまだ切れてないし、どうしてもってなら自分で行ってきて!』

「おれに命令するな。いいから黙って従え、なまえのためなんだからな。」


意味分かんない、とため息をこぼしながらなまえはのそりと起き上がってふらふらと部屋を出て行った。
































『おやすみ…。ローも早く寝てよ。』

「あぁ、おやすみ。」


相変わらず机とにらめっこしているローの背中に言葉を発して、なまえはもそもそと電球の明かりを遮るように布団を被った。

しばらくしてローは机から離れ、部屋の明かりを消した。

自然と暗くなった部屋、なまえは布団からひょっこり顔を出す。

そしてローは昼間、なまえをパシりに使ってもらいに行かせたろうそくに火をつけた。彼女の顔が、うっすらとオレンジ色に染まる。



『(あぁ、そうか…。)』

「(これがなきゃ、てめぇ布団にくるまって寝顔見らんねぇだろ。)」


ローはふっ、と笑みえおこぼしたあと、また机に向かってカリカリとペンを動かした。


ろうそく


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ふっと思いついて10分で書きあげたロー夢。文章になってないのは気のせいorz

ローはきっと、なまえの全ての顔を見たいんだと思っててほしいなぁ〜←


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