□THA 息子どもの節分大会
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2月2日、夜。



「よぉ、お疲れさん!」


エースは甲板にいる一番隊隊長のもとに駆け寄った。


「エースじゃないかよい。もう見張り交代の時間かよい?」

「今日は二番隊じゃなくてサッチのところだ。おれらは昨日、夜通し頑張ったよ!」

「そうだったな。そういや、どうしたい?お前からこんな時間に来るなんて…。」


エースは何か企んでいるような、無邪気な笑顔をマルコに向ける。

マルコが何だと聞こうと口を開いたら突然エースが耳元に寄ってきた。


「明日なんだよな?ワノ国の祭りって…」

「あ…?祭り…、あぁ。明日だよい。」


そう言えば…、と何時間か頭の中をさかのぼっているマルコ。


「おっ!あんがとなっ!!じゃあおやすみ!!」

「おやすみ。腹出して寝るんじゃねぇよい。」


エースは手を振りながらまた船内へと走って行った。


「昼飯の時…、はぁ。言わなきゃよかったよい。」


実はマルコ、今日の昼食時にワノ国の話を少ししたらしい。

そこで目を輝かせていた悪ガキが今になって確認しに来るってことは…。


マルコは疲れがどっと押し寄せてくるような感覚がした。らしい…
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