学パロ

□T
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『ガッデム!』


なまえは朝のHRで叫んだ。

前に立ってる赤い髪の担任を無視して、数々の生徒の痛い視線をもろともせずに騒ぎ始めた。


『テストなんて聞いてないぞ!しかも予想以上にテスト範囲が多い!!先生、まくらくさこって誰!?枕臭いの!?』

「枕草子な。テストの話は一週間前から言ってたぞ〜、まぁなまえは健全に寝てたからな。あと枕臭くねぇから。一回謝って来い。」


赤い髪の担任、シャンクスが名簿をパンパン叩きながら言う。その言葉を聞いてまたガッデム、と叫ぶ。


「まぁ頑張れや。真面目に受けるんだったら協力してやってもいい、ぞっと。」

「んがっ!?」


シャンクスがゆっくり歩いてきて一人の男子生徒の頭を引っ叩いた。男子生徒は食べていた弁当に突っ伏している。


「ルフィ…、早弁にしても早すぎるだろ。後せめて教科書で隠そうとしろ。」

「何すんだシャンクス!もったいねぇだろつぐふっ!!」

「先生つけろ。」


また引っ叩かれて弁当に突っ伏す。そんな男子生徒の名前はルフィ。早弁、大食いで有名かつ人気者だ。

ルフィもなまえと同じテストを気にしない赤点生徒だ。


『おい!超理数系!!勉強おしえてくれ!』

「そんなダサいあだ名で呼ぶなと言っただろ。次呼んだら消すぞ、なまえ。」


不機嫌そうに分厚い本を閉じた男子生徒。彼はロー。文武両道、容姿端麗とはまさにこの男のためにある言葉だと納得させられる程だ。

後、極悪非道と言う言葉m「気を楽にしろ、すぐ終わる。」前言鉄塊、失礼。前言撤回させていただこう。


「まぁ誰に頼もうが気にしていないが、赤点は免れてくれよ。そしたらおれは文句いわねぇから。」


シャンクスはそう言って、授業始めるぞ〜と軽く生徒たちに声をかけた。


地獄(赤点)へのカウントダウン



「ここテストに出るぞ、メモしとけ。」

「『ぐぉー』」

「…、勝手にしてくれ。」


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