DISTINY
□愛のカタチ
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「そういえば､」
『ん?』
「佳奈さん
ピアスとか空けへんの?」
『あぁ､空けたいけど
…怖いから空けてない｡』
「ほな俺が空けたるわ
プロ並みやで?」
『そうみたいね…』
「初めてするピアスは
俺が買うたるし｡」
『…ありがと｡』
「これ｡」
『え?…なんで､
もう買って…?』
「空いてたら
ただのプレゼント
空いてなかったら
空けて着けてもらお
思ってたんすわ｡」
『しかもこれって
…お揃い?』
光くんの耳にも
同じピアスが光っていたから…
「ええやん｡」
『…うん､嬉しい
ありがとう｡』
「おん｡」
『お揃いのピアス…
早くつけたいね｡』
「ほな早く空けてくださいよ
安定するのにも
時間かかるんすから｡」
そんな風に言うところは
光くんらしかったけど…
そんな顔されたら
何にも言えない
"お揃い"に少し照れる光くんが
なんだかちょっと可愛いかった
.