DISTINY
□隠せない想い
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それは日曜日のこと
『…本当にいいの?』
「別に問題ないですわ。
一応話はしときましたし。」
『そっか。』
財前くんがテニス部だと知って
私もそうだったことを話すと
部活がオフの日に待ち合わせて
少し打とうということになった
最初は気が引けたけど…
『懐かしいな…』
「最近はやってないんすか?」
『うん、久しぶり!
…お手柔らかにお願いします。』
「そら無理っすわ。」
『意地悪だな…
とりあえず、頑張る。』
「じゃ、三崎さんからどうぞ。」
そう言ってテニスボールが手渡された
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