”永遠-トワ-”に”一緒-トモ-”にある物語
□永遠に一緒にある物語の始まり
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――ごめん、ごめんね。君を、ずっと…
――俺は、…俺らは君を思い出したかった。…呼びたかった――
確かにあった、その名前を。――君の名前を…。
――"宵風"――
The 1st story
永遠に一緒にある物語の始まり
〜俺たちの紡ぐ物語〜
「もう…行くの?」
「宵風…行きにくくなるじゃんか。…また、来るから。…雪見さんも、またね。」
「あぁ。早く帰ってこいよ。宵風の面倒を見るのはお前のほうが向いてるんだからな。」
「はは…。わかったよ。」
そして、俺は雪見の家を出た。
俺は今、雪見の家に居候している。
俺は、とりあえずは灰狼衆の一員だ。
そして、俺が向かうのは、壬晴の家。
彼の家にも居候することが結構頻繁にあるのだ。
「こんにちはー。」
「あら、侑梨君じゃない。」
「壬晴はいますか?」
俺がそういうと、前から壬晴が歩いてきた。
「侑梨…来たんだ。」
「此処の飯はうまいからな。」