不器用な相思相愛
□かの者の心は何処に…? そこに居るのは誰…?
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The 2nd story
かの者の心は何処に…? そこに居るのは誰…?
〜自らを悔やみ、そして闇に落とし――〜
※若干本編と時間軸ずれますよー。
俺は病室で1人白いベッドの上で横になっていた。
さみしいな、そんなことを思っていると、病室に入ってきたのは楓。
楓はあの時のように、ずっとそばに居てくれた。
それが俺には心地よかった。
それから、1週間経過し、今日は退院前日。
ノックの音が聞こえる。
「どうぞ。」
俺が、そういうと扉が開いた。
楓だろうと思っていた俺が見たのは、
千里だった。
「…千里!?」
「…明日、退院だな。」
「あ…うん、遅れてる分頑張んなきゃ。」
「また、入院しない程度にしろよ。」
「分かった。……ありがとう。」
「///いや……。じゃあ、俺はそろそろ行く。」
「仕事頑張れよ。」
「分かった。」
そして、千里は仕事の為、病室を後にした。
たったそれだけの会話、だけど何より俺は千里が来てくれたことがうれしかった。