僕らの愛のカタチ


□僕らの愛のカタチ
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 夢主人公
  桜華 咲永
 (デフォルト時の読み方-オウカ サクナガ)
   あだ名(呼び名)-咲
 (デフォルト時の読み方-サキ)

 これより、本編スタートです。



(Upload-2011/02/09-WED-am0:45)
(LastUp-2011/02/09-WED-am0:45)



Prologue
 僕らの愛のカタチ
  〜甘えたり…甘えさせたり――〜



 さて、体育館に向かいますか。

 俺は迷わず2Fへ向かう。

 しばし様子見です。

「じゃあ、まずはシャツを脱げ。」

 そういうのは先ほど自己紹介をしていた、監督の相田リコ。

 そして、彼女はその体を見ただけで、的確な身体能力を看破していた。

「なかなかやるじゃん。あのカントクさん。」

 俺は、そう呟いていた。

「…黒子君って、この中に居る?」

 リコがそういうが結局見つからなかったらしく…

「今日は休みみたいね。いーよ、じゃあ、練習はじめよう!」

 あのー目の前に居る方は違うんですか。とおもわず突っ込みたくなる。

「あの…スミマセン。黒子は僕です。」

 ――リコの叫び声が体育館に響き渡った。

「いつから居たの?」

 リコが落ち着きを取り戻して聞く。

「最初からいました。」

 その後、レギュラーじゃないだろ、という問いに、「試合には出てましたけど」の一言で、更に激震を与えていた。

「…あ。」

「どうしたの? 黒子君。」

 リコのその問いに、黒子は2Fを見る。

 リコも習ってそちらを見るが、…誰もいない。

「今、あそこに咲がいました。」

「? …誰もいないみたいだけど? …っていうか咲って誰?」

「咲も僕と同じ帝光バスケ部出身です。」

「他にもいるの!?」

「彼はチーターレッグを持ちます。咲…逃げてしまったんですね。…僕の(愛の)センサーからは逃げられる筈がないのに。」

「…嘘。あのチーターレッグって本当に居たんだ。てか、誠凛に来てたんだ。」

 でも、どうして入部希望届が出てないのかしら。

 そんなことを疑問に思っているリコでした。
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