涙でかける橋…

□1章
2ページ/3ページ


6年生の教室は4階
階段を昇って、教室に向かう

6−1が柚希のクラスだった

優「どした、柚希?」

柚希は教室に入ってからの光景が目に見えていた

優「行くよ!」
『うわぁ!?』

カラッ

優「おはよう」
『おはよ…;』

「おはよ〜〜」
「あっ仲よし2人組だぁ♪」

6年生にもなれば、学年の子なんて大抵知っている

柚希と優衣の仲の良さはみんな知っていた

『あれ??』

柚希はきょとんとした顔で教室を見回す
思っていた光景と違う、ほんわかしたとてもいいクラスだったから。

「あっあの2トップはまだ来てないだけだよ〜」

ドンッとおもりが頭に乗っかるような錯覚を起こす
まだ来てないだけかぁぁ…;;

ガタンッと自分の席に座り窓の外を見つめてみる


これからどうなっていくんだろう…
何があるのだろう…

そんないろんな考えに浸りながら。



優「柚希と席近いわねぇ。」
『斜め前かぁ…優衣は』


柚希の席は窓際の1番後ろ
周りのざわめきがなぜか、遠くに聞こえる

ちょっと寝よう…と腕の中に顔をうずめた瞬間…


「「「きゃぁぁぁぁ!?!?!!?」」」


という歓声が柚希の耳をつんざいた
ガバッと顔をおこしてみれば…

教室のドアのところに女子のかたまりができていた

『うぅわぁ……』とがっくり肩を落として、机に突っ伏す柚希

優「なにテンション下がってんの〜!
きゃぁ!天野くんカッコいいvv」


優衣までが花を飛ばしている

関係ないもーんと、窓の外を見つめなおす


ガタンッッ

と隣の席と後ろの席に子が来たようだ

チラっと横目で見てみれば―…

『!?!?!?』

?「んだよ?お前もあいつらと一緒か?」
『はぇ?』

変な声でたぁぁぁぁ!?!?
と内心焦りながらも状況を整理する


机に突っ伏していて、隣の席の子が来たから横目でみたら、その隣の人が…

『鳴海くん!?』



Nextあとがき†
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ