涙でかける橋…
□1章
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6年生の教室は4階
階段を昇って、教室に向かう
6−1が柚希のクラスだった
優「どした、柚希?」
柚希は教室に入ってからの光景が目に見えていた
優「行くよ!」
『うわぁ!?』
カラッ
優「おはよう」
『おはよ…;』
「おはよ〜〜」
「あっ仲よし2人組だぁ♪」
6年生にもなれば、学年の子なんて大抵知っている
柚希と優衣の仲の良さはみんな知っていた
『あれ??』
柚希はきょとんとした顔で教室を見回す
思っていた光景と違う、ほんわかしたとてもいいクラスだったから。
「あっあの2トップはまだ来てないだけだよ〜」
ドンッとおもりが頭に乗っかるような錯覚を起こす
まだ来てないだけかぁぁ…;;
ガタンッと自分の席に座り窓の外を見つめてみる
これからどうなっていくんだろう…
何があるのだろう…
そんないろんな考えに浸りながら。
優「柚希と席近いわねぇ。」
『斜め前かぁ…優衣は』
柚希の席は窓際の1番後ろ
周りのざわめきがなぜか、遠くに聞こえる
ちょっと寝よう…と腕の中に顔をうずめた瞬間…
「「「きゃぁぁぁぁ!?!?!!?」」」
という歓声が柚希の耳をつんざいた
ガバッと顔をおこしてみれば…
教室のドアのところに女子のかたまりができていた
『うぅわぁ……』とがっくり肩を落として、机に突っ伏す柚希
優「なにテンション下がってんの〜!
きゃぁ!天野くんカッコいいvv」
優衣までが花を飛ばしている
関係ないもーんと、窓の外を見つめなおす
ガタンッッ
と隣の席と後ろの席に子が来たようだ
チラっと横目で見てみれば―…
『!?!?!?』
?「んだよ?お前もあいつらと一緒か?」
『はぇ?』
変な声でたぁぁぁぁ!?!?
と内心焦りながらも状況を整理する
机に突っ伏していて、隣の席の子が来たから横目でみたら、その隣の人が…
『鳴海くん!?』
Nextあとがき†