涙でかける橋…

□4章
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〜4章〜

運動会が終わって一週間…
結局、1組は2位という結果に終わってしまった

『はぁ〜〜…』
優「まだ運動会の後悔してんの〜?」
『だぁってさぁ…』
優「アンタは頑張ってたよ」

ポンっと優衣に頭を撫でられる

それでふと、運動会の出来事を思い出した

奏に頭を…撫でられた
しかも慰めてもらった…

『////!!!!!』
優「なっ!?なんで急に顔赤くなってんのよ!」
『なっなんでもない…!』

最近、なんか変だ
いつも、奏を目で追ってしまう

はっと気付くと奏のことばかり考えている

『ねぇ優衣〜』
優「どした?」

今悩んでいる、いつも奏のことを考えてしまうことについて相談した…
のだが、返ってきた答えは…

優「アンタ、それ気付いてないの?」
『へ?』
優「それが“恋”でしょうが!!」
『・・・・・・・こっ』

『恋〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?』

教室中に広まるでっかい声で叫ぶ柚希

優「うっさい!!!」
『ごっごめん;…でもさすがに恋はないよ』
優「これでもまだ、確信しないか!;」

「はぁ〜」と額に手をあててため息をつく優衣

優「あんのねぇ。そんな目で追っちゃう〜とか気付けば考えてる〜ってのは普通に恋よ」

『…いっいやでも、アイツウザいし;;』
優「嫌い嫌いも好きのうちってね」


優衣の言葉に、かなり動揺した
恋なんてありえないし、しかもよりによって相手が相手…!

鳴海奏なんて…!!



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