涙でかける橋…
□3章
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〜3章〜
『うぁぁぁ(怒』
優「こらこら;眉間にしわ寄りすぎよ?」
『だぁってさぁ!』
前回の委員会で何ともムカつく出来事があったため、クラスの王子鳴海奏が大っきらいになった所だったから
『アイツ、王子でも何でもないよ!』
鳴「最初っから王子じゃねーし。」
『フンッ!!』
天「おはよう。柚希ちゃん」
『おはよ。』
机に頬杖をついて、委員会のことを思い出すだけでイライラしてくる
『(こんなヤツ、王子でも何でもないわ!)』
新学期早々に事件が発生
こんなんで大丈夫だろうか…と優衣は柚希を思って心配していた
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5月、いよいよ運動会がある
この小学校では5月に運動会があるのだ
今は、運動会の練習で毎朝の練習をしたり、放課後も残って練習したりなどをしている
そんなメンバーの中には柚希も入っていた
『みんなぁぁ!頑張れ〜〜〜!』
ひと際デカイ声で応援した
まだ練習なのに。
それでも、勝ちたい!
そんな性格の持ち主だから。。。
『あぁ〜おっしぃ〜!』
優「全員リレーは曲者ねぇ」
『そんなことないよ!練習すれば誰だって早くなるもん』
ゴォォッと柚希の背後から炎があがっているような気がした優衣であった
「きゃぁぁ!!!」
「天野くぅん!鳴海くぅん!!!」
「2人も速い〜〜ww」
女子の歓声が校庭のはしっこから聞こえてきた
『?』
優「あっ2人が競争してんじゃない?…あら同着かしら」
鳴「お前…っまた速くなったな」
天「奏こそ…っ」
ははっと笑いあう2人は、汗が光ってそこだけ空気が違う感じがした
『…っ』
優「あらぁ??どしたの?柚希ちゃんはぁ〜」
『…//!?何でもないよ!』
顔を真っ赤にして地団太を踏む柚希の様子を見ながら
まだ気付いていないんだなぁ〜
と苦笑する優衣だった
柚希が自覚するのは、もう少し先のこと
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