涙でかける橋…

□2章
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〜2章〜

『鳴海くん!?』

優「鳴海くんが隣なんて良かったじゃん!」

『げぇ…っ』

鳴「なっ!」
『はΣ!?』

優「柚希、本音が出てた;」

天「俺は柚希ちゃんの前かなッ」

ふわぁっとさわやかスマイルの天野
突然のできごとに、整理がつかなくて、あたふたしてしまう

『え…っあの…えぇ!?』
鳴「てめ…俺を見てげぇっつったか、げぇって!」
『言ってません(キッパリ)』
鳴「言っただろぉが!!!」

周りの女子はうっとりと2トップの顔を見つめている

やっぱカッコいいんだろうなぁ…と思いつつ横目で見る
整った顔に、黒い髪。

頭もいいんだぁ…

鳴「なぁ、さっきからなんだよ」
『え?』
鳴「見過ぎ」

ムカッッ…

『別に見てませんけど?』
鳴「あっそ」

ムカムカッッ!

なんか思ってた性格と違う!!!!

ガラガラッ

先「はじめまして〜このクラスの担任の高橋です。
よろしくな〜」

「「おねがいしま〜す」」

HRが始まり、みんな自己紹介やらなにやらをして委員会を決めることに。

柚希は何かしたいなぁと思っていた

人の役にたつことは嫌いじゃない。
黒板にはたくさんの委員会が書かれていく

『緑化委員…視聴覚委員…ふーん…』
優「柚希、何か入るの?」
『迷い中かなぁ』

天「俺は運営にしよっかな」
前の2人がうしろを向いて話してくれる

鳴「俺、代表委員やりたいです」
先「おっめずらしく代表委員が決まるか。
鳴海でいいか?」

「「いいで〜〜〜す」」

先「立候補してくれたから、相手選んでいいぞ」



「私が!!」
「ウチが!!!!!」
「えぇ!!あたしだよぉ!」


みんな一気に戦闘モード。
柚希は思わず、ためいきをついてしまう

鳴「んじゃ、コイツで」

ざわっと教室がざわめく

先「おぉ〜神庭かぁ〜」



…はい?


今起こっていることが分からない。
クラス中のみんなが柚希に注目している

『はぁ!!?!?!?!?』
鳴「っせぇな。お前が代表委員だ」
『何!?えぇ!?!?』

「柚希ちゃん、いいなぁ〜〜」
「ずるぅ〜い」

『なんで…??』
鳴「お前、委員やりたそうな顔してたから」
『!?』

なんで分かったんだろう…
思わず鳴海の顔を見つめてしまう

天「めずらしいじゃん、奏が女の子を自分から指名なんて」
鳴「先生が言うから指名しただけだよ」




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