二次創作

□転生輪廻に愛をこめて。
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---また巡り逢う日まで

サヨウナラ----




あの言葉は

何十年前に言ったんだろう…

あのときの×××は泣いてたな…

悲鳴と怒りが混じりあった泣き顔だった

今でも覚えてるんだ。

そして悲しむ。

元気にしてるかな?

今は、何歳なんだろう?

あの可愛らしい姿のままで転生したかな?

嗚呼…

早く逢いたい

今すぐにでも逢いに行きたい

×××を抱き寄せて

お帰りなさいって囁きたい

けど×××はここの記憶が無いんだよな……………





そんなことを閻魔が考えていると

鬼男が閻魔のもとにやって来た。

鬼男はため息をついている閻魔を見て





「何してるんですか、早く仕事してくださいよ」





と、少し冷たい言葉。





「えー!?
ヤダよぉー
鬼男くん冷たぁい!」





閻魔は鬼男に仕事なんかしたくない

と駄々をこねる。

そんな平凡な会話をしていると

ガチャリとドアが開いた

ドアを開けた元人間を閻魔は見て

少し絶句しながらも

元人間の元に行き

その元人間を抱き締めて





「お帰り
なさい」





と囁いた。

その元人間は

閻魔大王が待ち焦がれ

最愛を注いだ

彼女だった。





彼女は俺のことを覚えてない

けれども俺は

なにも知らない

そんな君を愛し続けるよ





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