切番-NOT-

□α うららか:WAT 瑛×鉄
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 今日は、珍しくお互いのオフ日重なった。
徹平は、相方の瑛士の家に遊びにいていた。
PS2の対戦格ゲーをしたり、雑誌を呼んだり、CDを聴いたり、ごろごろする。
それがどこか心地よくて、徹平はついつい瑛士の家に入り浸ってしまうのだ。

「なぁー、瑛士」
「んー?何ぃー」
「それ取って」
「ほら」
「あんがと!!」

何気ない会話。
ただそれだけで、心が暖かくなり、何か満たされたんうな、でも切なくなる。
本当は、もっといっぱい話したい、触れ合いたい、抱きつきたい。

「なぁー、瑛士」
「ぅん?」
「瑛士ぃー」
「何?」
「えーいーじー」
「だから、何?」
「呼んでみただけ♪」

 だけど、今の徹平はそれをしない。
“この日常を崩したくない”そう強く思えば思うほど、伝えらるなくなるのだ。

「なんだよ、それ」

“まだ言わないし、言えない。
けど、いつか。いつか必ず、この気持ちを瑛士に・・・”
そう心に秘めながら、いつも通りの会話をする徹平。

「いいじゃんか!! 減るもんじゃないんだからさ♪」
「そりゃあ、そうだけどさ。てか、徹平さあ。俺の事からかってない?」
「まさか、んなわけないじゃん(笑)」
「絶対からかってるだろ!!」
「だから、違うって(笑)」




もしかしたら、瑛士から“この日常”を崩すかもしれない。




《END》
 

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