poem

□存在の仕方
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胸元が開いた
ドレスを身に纏い

真っ赤なルージュの
口紅をぬった私は


いま羽ばたくの
夜の世界へ

暗闇の中を
舞う私は


人を惑わす
アゲハ蝶


誰の肩にも
止まることはない
アゲハ蝶


捕まったら最後

檻の中に閉じ込められて
私は
自由を失う


だから
捕まっては
いけない

これが私の
存在の仕方
 

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