短短編。
□NL短編集
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『雪みたい。』
「ライルの肌って何でこんな手触り良いんだ?」
「知らねーよ。つか触んな。」
「しかも白い。綺麗すぎて、心臓どきどきする」
「そのまま心臓止まれ。」
「でもお前、滅多に肌露出しないもんなー…。
もったいねぇなぁ…」
「あんたが吸ってる酸素の方がもったいねぇよ。
早く呼吸を止めてくれ。」
「夏になったら海行こうぜ?
そうすりゃ必然的に肌を露出…、いや待て、日焼けたら元も子も無いしな…」
「兄さんが行かないなら喜んで海行くぜ。」
「…………あの。ライル君?」
「何だよ」
「…兄さんにだってな、…人権はあるんだぞ…?」
「知らん」
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