BL

□一緒に、居よう?
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肩と肩が触れ合うくらい近い。



……………。


……うん。よし。気のせいだ。


「…悪い、ちょっと近すぎたか?」


なんだかんだで硬直してしまっていた僕の様子に気付いたのか、そう言ってロックオンは僕から離れようとした。



ぱしっ



…と、僕はとっさに、慌ててロックオンの服の袖を掴んでいた。


……な、何をやっているんだ、僕は???


…こんなんじゃ、またロックオンに呆れられる……っ


けれど。


「……………。」


予想外なことに、ロックオンは何も言わなかった。


ただ、無言のまま僕のすぐ近くに座り直してくれた。


「……………ロックオン……」


僕はロックオンの横顔を見つめる。


何だかとても穏やかそうに見えた。


………今なら。


…今なら、勇気を出して言える気がする。


「…ロックオン、あの、」


「うん。何だよ?」


「…あの……えっと、貴方は…僕と一緒に居て、楽しい、とか、思いますか…?」


「えっ?」


「…僕は、貴方がどんなに親しげに話しかけてくれても、笑顔を返せない。…そっけない反応しか出来ない。
こんな僕と居ても、貴方はつまらないでしょう……?」


「何言ってんだよ。一緒に居て楽しいに決まってんじゃねぇか」


即答だった。


驚いてロックオンの方を見ると、…彼は真剣な眼差しで僕を見ていた。


「……ロックオン?」










まさかの選択肢っ(^p^)


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