ギャグ

□酔いました。
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クリスマス。

IN・トレミー。




ライル「………酔った。」


アレルヤ「大丈夫?」


ライル「大丈夫じゃない。気持ち悪い。」


アレルヤ「クリスマスパーティーだからって飲み過ぎだよ…」


ライル「うるせーよリア充。お前と違って俺のクリスマスはもれなく拷問イベントなんだよ。
街を歩けばカップルばっかだよ。どこ見ても一面カップルだらけだよ」


アレルヤ「……、それは言い過ぎじゃ…」


ライル「あ〜…ダルい。すげー倦怠感なんですけど。悪いけど水持ってきてくんない?アレルヤ」


アレルヤ「うん、まあ、いいけどね」


ライル「ありがと〜パシリくん。」


アレルヤ「うん、まあ、最後の一言は余計だったけどね」


刹那「お…、ライルにアレルヤ。ここに居たのか…」


ライル「なんだよ刹那。なんか用か?言っとくが今の俺はマトモな思考状態じゃないんだけど。
具体的に言うとアレルヤがパンダに見える」


アレルヤ「そうなの!!?」


刹那「あ〜…。パンダか。いいと思うぞ、パンダ。笹が主食とかすごく魅力的だと思う」


アレルヤ「…刹那も酔ってない?」


ライル「あ??刹那は飲まない奴じゃなかったかぁ?バーでも頼むのはミルクっていう…、ある意味勇者な奴…、」


刹那「イアンとラッセに捕まって無理矢理飲まされた。だから今の俺はマトモな思考状態じゃない気がする。
具体的に言うとライルが食料に見える」


ライル「え〜〜…。ピンチじゃん俺。」


アレルヤ「…とりあえず刹那の分と合わせて、水持ってくるよ」


刹那「ありがとう、パンダ…」


アレルヤ「え…、刹那も僕がパンダに見える訳?何でパンダ?ねぇ何でパンダなの??」


ティエリア「……ぅ〜〜……気持ち悪い。」


ライル「うぉ、びっくりした!!何突然現れてんだお前!」


ティエリア「…ん。ムカつく後輩殿じゃないか〜」


ライル「いや、前々から思ってたんだけど……俺はお前を『教官殿』って言ってんだから、『後輩』じゃなくて『生徒』、」


ティエリア「だめだぁ、ライルと話してるとますます気持ち悪くなってきた〜。
に…、ニール成分を補充すれば…治る気が……!!」


刹那「なんだ、ティエリアも酔っているのか…。珍しいな」


ティエリア「君に言われたくない…。ていうか酒のせいか知らんが顔が真っ赤だぞ?刹那。トランザム状態くらい赤いぞ。」


刹那「マジかトランザムなのか、やった俺はついにガンダムになったぞぉおおおお」


アレルヤ「違う違う!!落ち着こう!!」


刹那「パンダ……」


アレルヤ「パンダじゃないから!!」


ティエリア「え?パンダ?…パンダと言えば笹……笹と言えば緑……緑と言えばニール……っ」


ライル「んだよ、その下らない連想ゲーム。つか妄想ゲーム?」


ティエリア「…うるさい…うるさい…頭に響く……ガンガンする…。あ、ガンガンの今月号読んでない…」


アレルヤ「え、ティエリアも漫画読むの?」


ティエリア「読む。読む読む。読む…」


アレルヤ「そ、そうなんだ…」


刹那「ていうか何でそんなに酔ってるんだ…、ティエリア」


ティエリア「すめらぎりのりえがに無理矢理…(泣)」


ライル「なんで泣いてんだ!?可愛い教官殿がますます可愛い…」


アレルヤ「あの、ライル?なんだか今、言っちゃいけない本音を言わなかった……?」


ライル「駄目だ今の俺…なんかもうフリーダムだわ」


アレルヤ「……皆こんなに酔ってるのに僕だけ酔えないなんて……何か疎外感あるよ」


刹那「酔わないのは超兵だからか。なるほど。可哀相だ。はぶかれるなんて。」


アレルヤ「直接言われると更に傷付くんだけど!!」


ライル「いーよ、アレルヤだから。アレルヤはなんか…可哀相でいいわ…」


アレルヤ「いやいやいや、僕の運命を君が決めないでよ!!」」


ライル「…いいじゃん。デスティニーじゃん。」


アレルヤ「意味が分からないよ……」


刹那「酔ってる人間はたいてい意味不明なんだ。…まあ、俺は違うけどな」


アレルヤ「刹那もしっかり意味不明だけどね」


ティエリア「うー…。気持ち悪いー…。誰か、にーるを…呼んできてください。」


アレルヤ「…え、えぇー…」


ライル「いいじゃん、兄さんなんか居なくても…。
つか兄さんは死人のくせに出演するの決定事項なわけ?ギャグ小説だから許されるわけ?」


ティエリア「分かってないなー…。ニールだから許されるんだ。…ニールだいすきー…」


アレルヤ「ちょ、ティエリアがBL小説でも滅多に言わない台詞を…!!!」


刹那「ていうか〜…。作者も最近BLとギャグの区別がつかないって言ってたし良いんじゃないか?」


アレルヤ「良くないよそれ!!今年最大に良くないよ!!」


刹那「良いんじゃないか…。某ギャグ漫画日和がBLに見えたって……」


アレルヤ「良くないってば…」


ライル「…いいよもう、どうでも…。
ていうか俺、兄さん呼んでくるわ。なんかやっぱりティエリア先輩が可哀相だから」


アレルヤ「『教官』やめて、ティエリアに合わせて『先輩』にしたんだ…」


ティエリア「ありがと、ライル……(泣)」


ライル「…泣き顔とかヤメロ……萌えるから。」


アレルヤ「………自分の部屋に帰りたくなってきた………。」






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